東京都足立区区。結婚相談所・ワンプラスワンがある街だ。
代表を務めているのは、澤井利雄(サワイトシオ)さん。
前職は新聞の販売局で、東京本社管内の販売店を担当していた。
一見、なんの関わりもないように見えるが、澤井さんは、
「読売新聞時代から人のつながりが続いて今に至っています」という。
「本当にその人のためになるのか考えて」行動することから、
ひととのつながりが長く続いているのだろう。
その大切にしているつながりの秘密を、澤井さんに聞いた。
結婚相談所を始めたきっかけを教えてください。
澤井(敬称略。以下、同)
元々、読売新聞の販売局で働いていました。
東京本社管内の販売店を担当し、新聞部数を増やす指導をする仕事です。
常に売り上げ目標がありましたが、部で上位の成績を収めていました。
これは数字をおっかけているだけではなく、人と人のつながりを大事にしたからこその結果です。
販売店との信頼関係ができたことで、縁談の相談を受けるような関係にもなりました。
定年退職しなにかやろうと考えたとき、在職中に人のお世話をしてきたことから、
これからも恩返しをしたいと思い、11年前に結婚相談所を始めました
読売新聞時代と結婚相談所で共通していることはありますか。
澤井
売上のために行動しないということですね。本当にその人のためになるのか考えて仕事している点で共通しています。
結婚相談所を経営する上でのこだわりを教えてください。
澤井
結婚はふたりだけのものではありません。私が結婚式で必ず言うことがあります。
「今日からは親が四人になります。親を大切にしてください。将来自分にも返ってきます。」
そこで私のこだわりは親も巻き込んで活動していくことです。
毎月、一ヶ月にあったニュースをまとめて親御さんにも送っています。
親御さんを巻き込むことを避ける結婚相談所もあるようなので、
よそを回ってきた親子は非常に喜んでくれますね。
もう一つのこだわりは会員様に無駄なお金を使わせないということです。
プロフィールの写真も、プロが使うカメラセットを用意して私自ら無料で撮っています。気に入らなければ撮り直しもしています。
仲人をされる上での醍醐味を教えてください。
澤井
年賀状を毎年おくってくださるので、これが増えていくと嬉しいですね。
自分自身が孫に恵まれて、幸せに過ごしているから、自分みたいな家族を増やしていきたいです。
読売新聞時代から人のつながりが続いて今に至っていますね。
結婚相談所で結婚するための秘訣はありますか。
澤井
私がやるべきこととしては極力沢山お見合いできる機会を作ることです。
またお相手の結婚相談所とよく連絡をとりあうことで、お見合いでも交際でもだらだらならないように心掛けています。
会員様の秘訣は飽きず諦めないことですね。男性は、けちはだめです。女性は待っていてはだめです。
また不釣合いは不縁のもとなので自分自身について知ることが結婚の秘訣ですね。
結婚とはどういうものでしょう?
澤井
楽しいことばかりではないですが、努力次第でいいものになります。
結婚においてどういう努力が必要ですか?
澤井
相手の立場に立って考える努力が必要ですね。
最後に結婚相談所を探している方にメッセージをお願いします。
澤井
結婚相談所を探す人は、中身がわかりません。
料金だけではなく、顔の見える結婚相談所が良いと思います。農家の野菜と一緒ですね。
実績も大事ですが、相性の合う仲人とお付き合いすることが大事です。